李裕
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李裕(り ゆう、生年不詳 - 905年)は、中国唐の皇族。第19代皇帝昭宗の長男。混乱期に一時的に皇帝に擁立される。最後の皇帝哀宗の長兄である。
897年(乾寧四年)の春2月に皇太子となる。900年(光化三年)冬11月に宦官らによって、擁立され新皇帝に即位した。だが、翌901年(天復元年)春正月に、反対勢力の宦官らによって、退位に迫られた挙句に、太子の座も奪われて、徳王に降格されたという。
やがて、905年の春2月の戊戌の日に、父を殺害した朱全忠に招かれた彼は、弟である棣王の李祤・李禊・李禋・李禕・李祕・李祺・李禛・李祥らと共に、洛陽菀内にて偽りの宴会の最中に、突然現れた屈強の刺客の手によって、そのまま絞め殺されて、付近の九曲池に投げ込まれたという。