撫順戦犯管理所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Tondenh (会話 | 投稿記録) による 2012年1月28日 (土) 10:39個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (genref)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

撫順戦犯管理所(ぶじゅんせんぱんかんりしょ、抚顺战犯管理所)は、撫順市順城区にあった中華人民共和国による戦犯管理所。

満州国時代は、撫順監獄であったところを戦犯管理所に改造し、1950年ソ連より引き渡された900人以上の日本人や満州国の戦犯を収容した。満州国戦犯の中で愛新覚羅溥儀が最も有名で、有名な映画「ラスト・エンペラー」は、かつてここで撮影された。日本人戦犯は、1964年迄に帰国し中国帰還者連絡会を結成した。

1987年、観光地として開放的された。2006年、撫順戦犯管理所旧址として、中華人民共和国全国重点文物保護単位(分類近現代重要史跡及代表性建築、編号6-920)に登録された。

主な収容者

参考文献

  • 荻野富士夫『中国侵略の証言者たち―「認罪」の記録を読む』岩波書店〈岩波新書〉、2010年。ISBN 978-4004312420 

関連項目