小林家住宅
小林家住宅(こばやしけじゅうたく)とは、東京都西多摩郡檜原村藤原4994番地に位置する古民家。国の重要文化財に指定されている。
概要
18世紀前半に建てられたとされる入母屋造りの民家。標高約750mの尾根上に建つ。昭和53年、国の重要文化財に指定[1]。
立地
小林家住宅は、標高約750mに位置する尾根台地に建っている。これは当時、檜原村では危険な沢筋を避けて尾根筋を利用することが多かったためであり、3つの尾根の出合に建つ小林家住宅は移動手段に優れていたと考えられている[2]。
修復工事
昭和53年、小林家住宅の文化的価値が認められ、国の重要文化財として指定されたが、その後平成20年までは一般住居として利用されていた。その後調査が行われた結果、養蚕[3]を行うため幕末期に大規模な改装が行われていたことが判明、文化財として保護するために建設当時の状態に復元することが決定した。平成23年より4年間の修復工事を経て、兜造り・トタン葺きの屋根の葺き替えが行われ、建造当時の茅葺き屋根が再現された。
観光地としての整備
現在、檜原村エコツーリズム構想の一部として[4]観光地として整備されている。山腹という立地であり、交通機関でのアクセスに難があったことから、観光用のモノレールの整備が行われている。定員6名の小型の産業用モノレールであり、予約すれば誰でも乗車できる[5]。傾斜角が43度に上り、スリリングな体験ができることから、メディア等で取り上げられたこともある[6]。
母屋裏の斜面はつつじ公園として整備されている。4月にはつつじ祭りが行われ、現地に伝わる獅子舞の上演なども行われる。
アクセス
この節の加筆が望まれています。 |
脚注
座標: 北緯35度44分54.5秒 東経139度4分39.0秒 / 北緯35.748472度 東経139.077500度