安息角
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安息角(あんそくかく)は、土質力学・粉体工学や機械工学の用語である。以下の2通りの意味がある。
土質力学・粉体工学
土(岩石片や砂など)や粉体(石炭粉など)を積み上げたときに自発的に崩れることなく安定を保つ斜面の角度を「安息角」と呼ぶ。粒子の大きさと粒子の角の丸みにより決まる。例えば、川砂では角が立っているので急角度でも安定であるが、海砂では角が取れているので緩やかな角度でも流動してしまう。斜面に置かれたものが滑り出さずに留まることができる時の斜面の角度や摩擦係数に起因する。
機械工学
ウォームギヤでは4度以上では滑り出すことになっている。すなわち、セルフロックを望むときにはねじの角度を小さくする必要があり、ウォームホィールからの逆駆動を望むときには複数条のねじにして径を小さくする。ウォームのねじり角が安息角(摩擦角)より大きければ逆駆動は可能である。