奈良基督教会
奈良基督教会(ならきりすときょうかい)は、奈良県奈良市にある日本聖公会の教会。昭和5年、奈良公園地区の景観にそぐわない洋風建築は認められなかったため、純和風教会として建設された。設計・施工は、教会の信徒で、宮大工の大木吉太郎。教会内部に、欄間がある。
歴史
1885年、日本人信徒と米国聖公会の宣教師ジョン・マキムによって伝道が開始され、1887年、現在の地の近くの花芝町に教会を建設した。この教会は後に現在地正門付近に移築され、1930年、現在も残る礼拝堂及び附属の会館を新たに建設した。
文化財
重要文化財(国指定)
- 日本聖公会奈良基督教会 2棟
- 会堂
- 附:会堂家具45点(聖卓1、一人掛椅子2、長机(小)2、長椅子(小)4、祭具机(大)1、祭具机(小)1、説教台1、聖書台1、長机(大)2、長椅子(大)30)
- 親愛幼稚園舎
- 附:正門、設計図面147枚
- 会堂
教会堂と渡廊下は1997年に登録有形文化財に登録され[1]、2015年には重要文化財に指定された[2]。
関連項目
参考文献
- 藤森照信『建築探偵奇想天外』朝日新聞社、1997年4月。ISBN 4022611812。
脚注
外部リンク
- 日本聖公会奈良基督教会のホームページ
- 日本聖公会奈良基督教会堂 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 日本聖公会奈良基督教会堂渡廊下 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- やまと建築詩 日本聖公会奈良基督教会宅(奈良新聞)
- 奈良の近代建築物:日本聖公会 奈良基督教会(いこまいけ高岡)
座標: 北緯34度40分57.8秒 東経135度49分46.1秒 / 北緯34.682722度 東経135.829472度