多和文庫

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多和文庫(たわぶんこ)とは、香川県さぬき市多和神社に置かれた文庫香木舎文庫(かきのやぶんこ)の別名がある。

概要

幕末から明治にかけて同神社の祀官を務め、国学者としても知られていた松岡調が生涯をかけて集めた歴史国学神道関係の文献・事物などを1885年に社内の自邸敷地内に建てた蔵「香木舎」を収めたのが由来。1891年に松岡自身が撰文した石碑が文庫の前に建立された。

重要文化財である『弘福寺領讃岐国山田郡田図』をはじめ『大和物語』古写本など、典籍2000冊をはじめ、木像・銅鐸など各種の資料が所蔵されている。また、松岡自身の日記である『年々日記』や未完の著作『新撰讃岐国風土記』なども香川県の歴史を知る上で貴重なものである。

参考文献