内閣情報官

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内閣情報官(ないかくじょうほうかん、: Director of Cabinet Intelligence)は、日本における官職。内閣法に基づき、内閣官房に置かれ、情報収集活動などを統括する。

所掌事務

内閣情報調査室の長として、内閣官房長官内閣官房副長官内閣危機管理監及び内閣情報通信政策監を助け、内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務(各行政機関の行う情報の収集及び分析その他の調査であつて内閣の重要政策に係るものの連絡調整に関する事務を含む)を掌理する。

地位

以前の内閣情報調査室長は政令に設置根拠を有する職であり一般職の国家公務員であったが、1998年に「法律を根拠とする職」に格上げされ、内閣情報官に職名変更される際に特別職の国家公務員になった。 辞令上は、政令に基づく室長時代は「内閣官房内閣情報調査室長」のように内閣官房の4文字を冠する必要があったが、法律に基づく情報官は単に「内閣情報官」とするのが正式表記である。

前身の内閣情報調査室長等を含む歴代の内閣情報官については内閣情報調査室#歴代室長・情報官参照。内務・警察官僚の指定席である。

備考

内閣情報官の直轄部門として、新たに内閣衛星情報センターが設けられた。同センターは、2003年春に打ち上げられた情報収集衛星が探知した画像情報の収集・分析にあたっている。これにより、北朝鮮情報などが内閣に直接入る。