公益判別会議

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公益判別会議ペルシア語: مجمع تشخیص مصلحت نظام‎)はイラン・イスラーム共和国における政治上の権能を持つ会議で、構成員は最高指導者の任命による[1]1988年2月6日の憲法改正の際に設置された[2]。公益判別会議の目的は、マジュレス(議会)と監督者評議会のあいだで相違や不一致が生じた場合にこれを解決すること、また最高指導者に対する諮問会議として機能することである。

2007年2月現在、議長はアリー・アクバル・ハーシェミー・ラフサンジャーニー。書記はモフセン・レザーイー。ラフサンジャーニーの加入以降、議会の権限は強まっている[要出典]

日本語ではほかに体制利益判別会議とも訳される。また報道では「最高評議会」なる訳語をあてることもある。

構成

会議員の構成を以下に示す。*は再任。

2007年 -

2007年2月27日、今期の議員が任命された。任期は5年[3]

  1. アリー・アクバル・ハーシェミー・ラフサンジャーニーアーヤトッラー議長
  2. アフマド・ジャンナティー(アーヤトッラー)*
  3. アッバース・ヴァーエズ・タバスィー(アーヤトッラー)*
  4. エブラーヒーム・アミーニー・ナジャファーバーディー(アーヤトッラー)
  5. ゴラーム・アリー・ハッダード=アーデルPh.D.)*
  6. モハンマド・エマーミー・カーシャーニー(アーヤトッラー)*
  7. アリー・モヴァーヘディー=ケルマーニー(アーヤトッラー)*
  8. ハサン・エブラーヒーム・ハビービー(Ph.D.)
  9. ミール・ホセイン・ムーサヴィー *
  10. アリー・アクバル・ヴェラーヤティーM.D.)*
  11. ゴルバーンアリー・ドッリー=ナジャファーバーディー(アーヤトッラー)*
  12. モハンマド・モハンマディー・レイシャフリーホッジャトルエスラーム)*
  13. ハサン・サーネイー(ホッジャトルエスラーム)*
  14. ハサン・フェレイドゥーン・ロウハーニー(ホッジャトルエスラーム)*
  15. ハビーボッラー・アスガル・オウラーディー *
  16. アリー・ラーリジャーニー(Ph.D.)
  17. モハンマド・レザー・バーホナル
  18. モハンマド・レザー・タヴァッソリー・マハッラーティー(アーヤトッラー)*
  19. モスタファー・ミールサリーム *
  20. モルテザー・ナバーヴィー *
  21. アリー・アクバル・ナーテグ=ヌーリー(ホッジャトルエスラーム)*
  22. ハサン・フィールーザーバーディー (少将)*
  23. ゴラーム・レザー・アーガーザーデ *
  24. ビージャーン・ナームダール・ザンギャネ *
  25. モフセン・レザーイー(Ph.D.)*
  26. アリー・アーガー=モハンマディー
  27. モハンマド・フォルーザンデ
  28. ダーヴード・ダーネシュ=ジャアファリー

2002年 - 2007年

2002年 - 2007年の公益判別会議員[4]

1997年 - 2002年

1997年から2002年の公益判別会議の構成[5][6].

関連項目

  1. ^ Expediency Council” (English). Iran: Who holds the power?. BBC. 2008年1月29日閲覧。
  2. ^ Political Structure of Islamic Republic Iran” (English). Foreign Press and Media Department, Ministry of Culture and Islamic Guidance. 2008年1月29日閲覧。
  3. ^ ركيب تازه اعضاي مجمع تشخيص مصلحت” (فارسی). بازتاب (۸ اسفند ۱۳۸۵). بهمن ۹ ۱۳۸۶閲覧。
  4. ^ نگاهی به ادوار و اعضای مجمع از بدو تأسیس” (فارسی). مجمع تشخیص مصلحت نظام. بهمن ۹ ۱۳۸۶閲覧。
  5. ^ Expediency Discernment Council Members”. Military. GlocalSecurity.org. 2008年1月30日閲覧。
  6. ^ Members of the Expediency Discernment Council of the System (April 2000)”. IranOnline.com. 2008年1月30日閲覧。

外部リンク