入来重盛

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入来 重盛(いりき しげもり、1900年[1] - 1984年2月9日[2])は、日本生物学者・動物学者。東京教育大学名誉教授[1][2]。専門は動物細胞学・細胞生物学[1]理学博士

人物

現在の鹿児島県鹿児島市谷山地区出身[1]鹿児島県立第二鹿児島中学校 (旧制)東京高等師範学校京都帝国大学理学部卒業[1]。「両棲類の染色体、とくに性染色体に関する研究」の論文で理学博士号取得[1]

東京高等師範学校および東京文理科大学 (旧制)教授から学制改革によって東京教育大学理学部教授となり、1964年に定年退官[1]。著書に『動物の解剖』(地球出版、1966年)などがあり、生物学や理科の教科書・参考書の共著をしているほか、児童向け図鑑の編著・共著が多数ある。1984年、急性心不全によって東京大学医学部附属病院にて逝去[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 南日本新聞社・編『郷土人系 上』(春苑堂書店、1969年)p.408
  2. ^ a b c 朝日新聞 1984年2月10日 東京朝刊 p.23