偽旗作戦
偽旗作戦(にせはたさくせん、False flag)は、あたかも他の存在によって実施されているように見せかける、政府、法人、あるいはその他の団体が行う秘密工作である。平たく言えば、敵になりすまして行動し、結果を敵になすりつける行為である。名称は自国以外の国旗、つまり偽の国旗を掲げて敵方を欺くという軍の構想に由来する。偽旗作戦は、戦争や対内乱作戦に限定されたものではなく、平時にも使用される。偽旗工作・偽旗軍事行動とも呼ばれる。英語ではしばしば false flag operation(s)(偽旗作戦), false flag technique(偽旗技法), false flag tactics(偽旗戦術), false flag attack(s)(偽旗攻撃) 等の句として用いられる。
過去の例
- 1931年 - 柳条湖事件
- 1939年8月 - グライヴィッツ事件 ドイツ軍によるポーランド侵攻のきっかけ
- 1962年 - ノースウッズ作戦 キューバのカストロ政権を転覆させるため米国が秘密裏に計画した偽装工作(計画のみ)
- 1964年8月 - トンキン湾事件