侠遺伝子
侠遺伝子（OTOKOGI、おとこぎいでんし）とは、オス特異的遺伝子 PlestMID の日本における通称名。生物が進化する過程において、メスからオスが派生誕生する際の決定を行った遺伝子とされる。
産経新聞の記事によれば「OTOKOGI」に漢字を当てると1文字で「侠」だとのことである[1]。
東大大学院の野崎久義助教授の研究グループがボルボックス目緑藻 Pleodorina starrii の精子から発見した。 2006年12月19日付けの米科学専門誌 Current Biology にて、発表された。
OTOKOGIという通称名は、野崎助教授が好きな任侠映画にちなんで命名された[1]。
参考文献[編集]
- Nozaki, H. et al. (2006) Males evolved from the dominant isogametic mating type. Current Biology 16 (24): R1018-R1020. doi:10.1016/j.cub.2006.11.019
- Kirk, D. L. (2006) Oogamy: Inventing the Sexes. Current Biology 16 (24): R1028-R1030. doi:10.1016/j.cub.2006.11.015
関連項目[編集]
- 遺伝
脚注[編集]
- ^ a b オス決定遺伝子「OTOKOGI」発見、Sankei Web、2006/12/19 03:35。（インターネットアーカイブのキャッシュ）