体循環
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体循環(たいじゅんかん、Systemic circulation、別名:大循環)とは、左心室→大動脈→組織→大静脈→右心房の経路に循環すること。体循環と肺循環の血液量は、つまり、左心室と右心室の拍出量は、同じであるようにおもえるが、体循環と肺循環の間には一部分に短縮(生理的シャント)が存在する。 例えば、気管支動脈肺動脈に、冠状動脈の一部分が左心房に還流する。そうすると、正常でも約2%の体循環血は、右心系に戻れない。この、短縮された量は、病的な場合には異常的に増す。 体循環の収縮期血圧は、肺循環の5倍の圧が加わっている。これは、体血管抵抗が、肺血管抵抗の5倍だからである。