佐伯顕
佐伯 顕(さえき あきら、1893年(明治26年)3月15日[1] - 没年不詳)は、朝鮮総督府官僚。
経歴
広島県出身。1916年(大正5年)、中央大学法律科在学中に高等文官試験に合格した[2]。警視庁警部、刑事課鑑識課長、警視を歴任し、1921年(大正10年)、樺太庁地方課長となり、福井県警察部保安課長・工場課長を経て、1923年(大正12年)に総督府警察官講習所教授・警務局事務官として朝鮮に渡った[3]。朝鮮では忠清北道警察部長、忠清南道警察部長、咸鏡南道警察部長を歴任し、1929年(昭和4年)に欧米を視察した[3]。帰国後、警察官講習所長、平安北道警察部長、同内務部長、平安南道警察部長、京畿道警察部長、同内務部長を経て、1937年(昭和12年)に京城府尹に就任[2]。翌年まで務めた[2]。
脚注
- ^ 輓近大日本拓殖史 1934.
- ^ a b c 日本官界名鑑 1938.
- ^ a b 朝鮮人事興信録 1935, p. 199.
参考文献
- 『輓近大日本拓殖史』日本行政学会、1934年。
- 『朝鮮人事興信録』朝鮮人事興信録編纂部、1935年。
- 日本官界情報社編『日本官界名鑑 昭和十四年版』日本官界情報社、1938年。