休肝日
休肝日(きゅうかんび)とは日常的に酒を飲んでいる者が自身の健康促進を目的として設ける酒を全く飲まない日のこと。休肝日によって総体的な飲酒量が減るため、肝不全が予防できる可能性はある。一方で肝障害の進展を抑える科学的根拠はないとされるものの、アルコール依存症の顕在化には役立つ[1]。
酒を多く飲めば肝臓に多くの負担をかけることになり、その結果脂肪肝や肝炎、肝硬変になるリスクが高まる。そうなると食欲不振、疲労感、倦怠感、肝臓が異常に大きくなったりする。
酒を飲むことにより心筋梗塞を予防することができるといわれているが、それは休肝日を設けるなどして適度に飲んでいるからである。
良質なタンパク質、ビタミンの豊富な食物と共に、一日に日本酒であれば1、2合程度の飲酒量で週に2日連続の休肝日を設けることが、肝臓にあまり負担をかけず望ましいとされている[2]。
出典
- ^ “休肝日”. e-ヘルスネット. 厚生労働省. 2020年2月26日閲覧。
- ^ “休肝日は一週間にどのぐらいの割合で設ければよいか?”. 月桂冠. 2020年2月26日閲覧。