中国共産党中央弁公庁警衛局中央警衛団

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中国共産党中央弁公庁警衛局中央警衛団は、中南海等、中国共産党中央委員会の施設警備を担当する軍事組織。中国共産党中央弁公庁警衛局の指揮を受ける。別称8341部隊。総兵力は、約7千人。

中央警衛団は、中共中央弁公庁警衛局に所属し、その指揮を受ける。中共中央弁公庁内の任務は、警衛局長が兼任する。中国人民解放軍総参謀部は、中央警衛団の編制・後方保障・装備・訓練等を担当する。また、総参謀長は、中央警衛団の練度を定期的に検閲する。

歴史

1964年、中共中央弁公庁第9局(警衛局)が設置時、第9局が内部安全を担当し、中央警衛団が外部安全を担当することとされた。

1969年10月、中ソ対立の影響を受けて、毛沢東は、警備・警護体制を軍事組織に改編し、警衛局を警衛処に縮小し、後に警衛処と中央警衛団を統合した。

1976年10月6日、華国鋒は、警衛局の支援の下、江青四人組を逮捕した。この功績により、警衛団は、警衛師に拡大され、兵力は1万人以上に達した。1978年12月、中共第11回三中全会において、中共元老により中央弁公庁の権力制限が提起され、警衛師は警衛団に縮小された。

編制

中央警衛団は、中国人民解放軍の通常の建制(団-営-連-排)とは異なり、団-大隊-中隊-区隊の建制を採用している。

編制の詳細は不明だが、十数個大隊を有する。特に林彪事件後には、高射機関砲・高射砲を装備する1個機砲大隊が増設された。

参考文献

  • 「中国軍事決策機制&台海衝突」、約翰W・劉易斯、明鏡出版社、2007年、ISBN 978-1-932138-57-3

関連項目