ローランド・SH-101

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年3月19日 (火) 21:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 5 件をウィキデータ上の (d:Q2055092 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

SH-101(標準色のグレー)

SH-101は、ローランドから1983年に発売された廉価版シンセサイザーショルダーキーボードとしても使えるPOPなイメージを前面に出したシンセ。

主な仕様

仕様は1VCO→1VCF→1VCA、1LFOというシンプルな構成となっており、通信教育の教材にも使われた。VCOにはProphet-5等、アナログシンセサイザーのハイエンド機種同様Curtis Electronics社製CEM3340が使われている。 外部インターフェースはCV/GATE方式となっており、内蔵の100ステップシーケンサーで外部のシンセサイザーモジュールをコントロールすることもできる。コンバーターがあれば外部MIDIシーケンサーで演奏可能。 電源はACアダプタまたは単2乾電池6本で動作する。アクティブに使用できるアナログ・シンセサイザー。

カラーリング

SH-101(青)

標準のグレーの他レッド、ブルーのボディカラーヴァリエーションがあり、当時としては斬新であった。

音色の特徴

音色は明るく輪郭のクッキリとしたサウンド。鋭いアタックと切れの良いディケイが特徴でテクノなどには最適。パーカッション・シンセとしても重宝する。SH-101と同じ音源を搭載したシーケンサー付き作曲ツールとして、MC-202がある。

主なユーザー

主なユーザーとして、元NENAのウヴェ・ファーレンクローク=ペーターゼンがおり、ライブ映像やプロモーションビデオでも確認できる。また河合奈保子も発売直後にレッドのショルダー仕様をコンサートや一部テレビ出演の際に使用した。これもライブビデオ「愛のコンサート」で確認できる。