リロイ・ランシング・ジェーンズ
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リロイ・ランシング・ジェーンズ | |
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生誕 |
1837年 アメリカ合衆国・オハイオ州 |
死没 |
1909年 アメリカ合衆国 |
職業 | アメリカ合衆国陸軍大尉・教師 |
配偶者 | スカッダ |
リロイ・ランシング・ジェーンズ(Leroy Lansing Janes, 1837年 - 1909年)は米陸軍の軍人。退役後は日本で、熊本洋学校を設立して、熊本バンドの礎を築いた。
生涯
1837年アメリカオハイオ州に生まれる。米陸軍士官学校を卒業して、南北戦争で北軍少尉として従軍する。最終階級は大尉。戦後、スカッダ家の女性と結婚する。
結婚後に来日して、陸軍士官学校とイギリスのラグビー校を目指して熊本洋学校を設立する。最初の頃キリスト教については言及しなかったが、三年目に、毎週土曜日に自宅で聖書研究会を始めた。この参加者の中からキリストを信じるものが起きた。1876年1月30日に洋学校の「奉教趣意書」を朗読して、小崎弘道、海老名弾正、金森通倫、宮川経輝、横井時雄,浮田和民、不破唯次郎ら35人が署名した。この出来事が問題になりジェーンズは解任され、洋学校は閉鎖された。閉鎖後、生徒は同志社に転校して、これが熊本バンドと呼ばれるキリスト教の源流の一つになる。
参考文献
- 中村敏 『日本キリスト教宣教史』 いのちのことば社、2009年
- 熊本県立大学 『ジェーンズが遺したもの』 L.L.ジェーンズ来熊140年記念シンポジウムブックレット 、2011年
- 熊本県立大学編著『ジェーンズが遺したもの』 熊本日日新聞社、2012年、熊日新書
回想・評伝
- 『ジェーンズ 熊本回想』 熊本日日新聞社、1991年、抄訳版
- フレッド・G・ノートヘルファー 『アメリカのサムライ L・L・ジェーンズ大尉と日本』
飛鳥井雅道訳、法政大学出版局〈叢書ウニベルシタス〉、1991年