モリアザミ

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モリアザミ
2008年9月 福島県会津地方
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: アザミ属 Cirsium
: モリアザミ C. dipsacolepis
学名
Cirsium dipsacolepis (Maxim.) Matsm.
和名
モリアザミ(森薊)

モリアザミ(森薊、学名 Cirsium dipsacolepis)は、キク科アザミ属多年草。別名はゴボウアザミ[1]

特徴

総苞片はとげ状を呈する

茎の高さは1メートル程であり、葉は羽状に中裂し、縁にとげがある。

花期は9-10月で、上向きに3個程の花をつける。花(頭状花序)は筒状花のみで構成されており、花の色は紫色である。

総苞は粘らない。総苞片が極端に長く、とげ状を呈するのが特徴。花期には根生葉は残っていない。

菊ごぼうと称して食用にも供される。有毒のヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の植物とはまったく別種なので、注意を要する。

分布と生育環境

アザミ属は、分布域が比較的広いものと極端に狭い地域固有種がある。モリアザミの分布域は広く、本州四国九州の山地の日当たりの良い草原に見られる。

関連項目

脚注

  1. ^ 四季の山野草