マリア・パラッツィーニ

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マリア・パラッツィーニ(伊: Maria Parazzini, 1939年12月18日 - 2022年8月14日、生年は1940年とするものもあり)はイタリアソプラノ歌手。エミリア=ロマーニャ州カットーリカ出身。

経歴[編集]

ペーザロロッシーニ音楽院を卒業後、シエーナキジアーナ音楽院パレルモマッシモ劇場、更にはヴェネツィアジーナ・チーニャに師事した。この間1971年2月にスカラ座で「パルジファル」の花の乙女役でデビュー。主役としては1972年1月にマッシモ劇場でのジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」でデビューする。同年8月のマッシモ劇場のエジンバラ音楽祭への客演でヴェルディの「アッティラ」でイタリア外でもデビューする。翌1973年2月にはマッシモ劇場で、急病のレナータ・スコットの代役としてヴェルディの「椿姫」でデビューするなど、以後ヨーロッパを中心に世界的に活動する。

1970年代から1980年代にかけて、同年生まれのマリア・キアーラと共にイタリアを代表するソプラノ歌手として活躍した。特にヴェルディの諸役で評価を高めるが、キアーラ同様に5歳ほど年長のレナータ・スコットやミレッラ・フレーニの割を食う形で、レコーディングの機会が少なかった。S.E.M. レーベルにソロアルバム "Le piu' belle Ave Maria nel tempo" がある他、Warner Fonitレーベルの 松本美和子も参加するメルカダンテの「イル・ブラヴォ」、Mondo Musicaレーベルのフェニーチェ劇場でのライヴ録音で「アッティラ」と「二人のフォスカリ」が比較的入手し易い[要出典]

2022年8月14日モンテグリドルフォにて82歳で死去。

脚注[編集]

  1. Sopraan Maria Parazzini wordt 75 jaar”. Opera Nederland (2015年12月18日). 2022年6月28日閲覧。
  2. Montegridolfo. Addio a Maria Parazzini, grande soprano” La Piazza (2022年8月24日). 2022年10月19日閲覧。

外部リンク[編集]