マドファ

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マドファと同様の15世紀初頭のヨーロッパの火器(コンラート・キーザー英語版による1400年頃の写本ベリフォルティス英語版』所収のミニアチュール

マドファアラビア語مدفع)とは、12~13世紀にアラブ世界で用いられた初期のであり、口径20mmの金属銃身(管)に柄がついた形をしている。ブンドゥク(بندق、「ハシバミ」の意)と呼ばれる金属の芯を持つ銃架が使われた。弾丸には硝石硫黄を混合した粉が用いられた。熱した金属を銃身の内壁(発火装置の穴)に持っていくことで発砲する。

同様の武器は後にヨーロッパで使われることになる。

参考文献[編集]

  • Волковский Н.Л. Детская военная энциклопедия. — 1-е изд. — Олма-Пресс, Полигон, 2001. — Т. 1. — С. 242-244, 307. — 656 с. — 20 000 экз.ISBN 5-89173-104-5, 5-224-02008-5
  • Военный энциклопедический словарь. - Москва: "Оникс 21 век", 2002. ISBN 5-329-00712-7