フランツ・ライヒェルト
フランツ・ライヒェルト(Franz Reichelt、1879年 - 1912年2月4日)は、オーストリア・ウィーン出身の発明家、仕立て屋であり、その不慮の死によって知られている。
生涯
1879年にウィーンで生まれ、1898年にパリへ引っ越した[1]。1909年にはフランス国籍を取得している。
1910年7月から、ある発明品の開発に取り掛かった。それは現代のパラシュートと同じ原理で地上に降りる外套であった[1]。その成果を証明するため、1912年2月4日、当時人工の建造物としては世界最高の高さだったエッフェル塔のデッキ(高さ60m)から飛び降りた。
だが発明品の外套は開かず、地上に激突し、立ち会っていた関係者によって死亡が確認された[2]。この事故の一部始終は、集まっていた取材陣のカメラに収録されていた。
ジャンプスーツを着用したベースジャンピングのはしりであったが、そのベースジャンピング自体も非常に危険であり、ライヒェルトと同様に多くの挑戦者が事故で死亡している。
脚注
- ^ a b Le Saut du Siècle Édouard Launet, Summer Supplement of Libération, 17 July 2009
- ^ 但し、後の検死結果では、飛び降りる際に心臓発作を起こしており、これが死因だと結論付けられている。
関連項目
外部リンク
- Damn Interesting news article 2011年7月11日閲覧。(英語)
- 信念のために命を落とした6人(livedoorニュース、2008年11月11日) 2011年7月11日閲覧。