ピアノソナタ (ベルク)
表示
クラシック音楽 |
---|
「Template:クラシック音楽」を このページに使わないで ください。代わりに 「Template:Portal クラシック音楽」を ご利用ください。 ![]() |
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 フルート協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト カテゴリ |
『ピアノ・ソナタ』(ドイツ語: Sonate für Klavier)作品1は、アルバン・ベルクが作品番号付きで生前に発表した唯一のピアノ曲である。ベルクのピアノ曲は、他には『自作主題による変奏曲』(1908年)など数曲の小品とピアノ・ソナタの断章が残っているだけである。
恩師アルノルト・シェーンベルクのもとでのいわば卒業制作として、1907年から1908年にかけて作曲された。ベルクは、2楽章以降を書き足すべきかを悩んでいたが、結局シェーンベルクの助言により1楽章のみで出版することにした。出版は1911年に実現した。
初演は1911年4月24日、ウィーンにおいてエッダ・ヴェルンドルフにより行われたが、当時としては以下のように革新的な書法だったことから、聴衆が暴動を起こしたといわれる。この時、弦楽四重奏曲作品3も同時に初演された。
構成
速度指定は「適度に、活発に」(ドイツ語: mäßig bewegt)、4分の3拍子。
単一楽章のピアノ・ソナタで、ロ短調を主調とするが、四度音程の堆積からなる和音、半音階技法、全音音階の頻繁な多用によって、調性感は安定しない。伝統的なソナタ形式の枠組みに従い、呈示部、展開部、再現部の三部分から成り立っている反面、ブラームス流およびシェーンベルク流の「発展的変奏の原理」に依拠することで、冒頭の単一の楽想からすべての部分を派生させ、作品の統一感を確保している。