ヒュー・エドワーズ

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ヒュー・エドワーズ(Hugh Edwards、1932年 - )は、オーストラリア西オーストラリア州出身のジャーナリスト作家、海洋写真家海洋、地方史、自然史ダイビング関係の多数の著作を著している。

難破船の発見

エドワーズは、西オーストラリア州沿岸における、17世紀から18世紀の有名なオランダ東インド会社の難破船の発見に、大きな役割を果たした[1]

著書と受賞歴

著書『Islands Of Angry Ghosts』は、1629年アブロホス諸島で難破したバタヴィア号(Batavia)の沈没現場の探索を描いたもので、オーストラリア人の著者による優れた書籍に与えられるサー・トーマス・ホワイト記念賞(Sir Thomas White Memorial Prize)を1966年に受賞した。この本は、オランダ東インド会社の船の遭難と、上陸した島で起こった反乱と虐殺、その後の顛末を描いている。

別の著書『Wreck on the Half Moon Reef』では、1727年ゼーワイク号(Zeewijk)の沈没を取り上げている。その後の著作には、『Shark - The Shadow Below』や、『Port of Pearls』(西オーストラリア州北西部のブルームと真珠産業を取り上げている)がある。

著書『蒼海の財宝 (Treasures of the Deep)』は、1999年に日本語でも翻訳出版された[2]

エドワーズは西オーストラリア州パースに住んでおり、2009年6月8日オーストラリア勲章(the Order of Australia)を受賞している。

出典・脚注

  1. ^ The Batavia and Her Detectives”. National Centre for History Education. 2011年11月27日閲覧。
  2. ^ H. エドワーズ 著、井谷善惠 訳『蒼海の財宝』東洋出版、1999年6月30日。ISBN 978-4809674464 

外部リンク