ハインツ=クリスティアン・シュトラッヘ
ハインツ=クリスティアン・シュトラーヘ(Heinz-Christian Strache 1969年6月12日 - )はオーストリアの政治家。オーストリア自由党党首。「HC」という略称を自身でよく使用している。
来歴
ウィーン出身。歯科技工士として職業訓練を受ける傍ら、オーストリア自由党に入党し、1991年から政治活動を始める。
2004年にヒルマー・カバスに代わって自由党ウィーン支部のリーダーに就任する。シュトラーヘは、当時自由党内で多大な影響力を持っていたイェルク・ハイダーの弟子のような存在と見られていたが、2005年に入ってハイダーと反目するようになる。結果として、ハイダーは新党「オーストリア未来同盟」を結党、自由党を去った。
2005年4月23日、自由党党首に就任。以降党首を務めている。
主張
2005年10月に行われたウィーン市議会選挙において、シュトラーヘは以下のような主張をしている。
- 「Wien darf nicht Istanbul werden(ウィーンをイスタンブールにしてはならない)」
- 「Daham statt Islam(イスラームでなく我が家)」
- 「Deutsch statt "nix verstehn" (「分かりません」ではなくドイツ語を)」
- 「Pummerin statt Muezzin(ムアッジンではなくプムメリン)」
- 「Heimat im Herzen(心の祖国)」
- 「Arbeit statt Zuwanderung(出入国管理よりも労働)」
このような主張から、シュトラーヘは外国人(特にムスリム)排斥を推進する右翼政治家とみなされている。
関連項目
外部リンク