ハイカラレンガ

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ハイカラレンガを使用した金公園の広場

ハイカラレンガは、岐阜県岐阜市の岐阜市上下水道事業部が製造・販売している下水汚泥焼却灰を原材料にした煉瓦である。

岐阜市の下水道事業で発生する汚泥の焼却灰を、油圧式粉末成形プレスにより約1トン/cm2の圧力で加圧成形し、液化石油ガスにて約1,000℃で焼成し製造している。

岐阜市の下水道汚泥(脱水汚泥・スクリーンかす)は、年間約3万トン(平成17年)でその全量を焼却しているが、そのうち約1千トンをハイカラレンガに利用している。

名前の「ハイカラレンガ」は、「灰から煉瓦」から名付けられたもの。

1997年(平成9年)12月25日に岐阜県廃棄物リサイクル認定製品として認定され、主に岐阜市内の公園や歩道に使われている。

製造所の岐阜市北部プラントでは、希望者にレンガ施設を含む施設見学を無料で行っている。(事前予約が必要) なお、レンガ需要が低迷していること、製造設備の更新時期となったことから、2008年度中にはハイカラレンガの製造は終了する予定[1]となっている。

製品概要[編集]

  • 原材料:下水汚泥焼却灰(原料使用率 100%)
  • サイズ:210×100、200×100(共に厚み 60mm)
  • 重量:約2.8kg/個、約2.3kg/個
  • 特徴:強度が通常の煉瓦の3倍。滑りにくい。

製造者[編集]

  • 製造者:〒502-0812 岐阜市八代2-2-4 岐阜市上下水道事業部

製造所[編集]

  • 製造所所在地:〒502-0812 岐阜市西中島6丁目3-25 岐阜市北部プラント