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デモンズ3

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デモンズ3
La Chiesa
監督 ミケーレ・ソアヴィ
脚本 ダリオ・アルジェント
フランコ・フェリーニ
ミケーレ・ソアビ
製作 ダリオ・アルジェント
マリオ・チェッキゴリ
ビットリオ・チェッキゴリ
撮影 レナート・タフリ
公開 1989年3月 イタリアの旗
1990年8月 日本の旗
上映時間 102分
製作国 イタリア
言語 イタリア語
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デモンズ3(La Chiesa)は1988年にイタリアで公開されたダリオ・アルジェントプロデュース、ミケーレ・ソアビ監督作品である。日本では1990年に公開された。

ストーリー


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


中世イタリア、ある村がチュートン騎士団によって悪魔崇拝の村と決め付けられ虐殺が行われた。さらに村人たちが蘇らぬよう、死体の上に教会が建てられ秘密の封印が施された。

時は移り現代、教会に司書として赴任したエバンは好奇心と功名心から誤って封印を説いてしまう。 村人たちは怨念によって悪魔となって蘇り、教会を訪れる観光客を襲う。教会に住むガス神父と使用人の娘ロッテがこの事態に立ち向かい、教会の秘密に迫ってゆく。

スタッフ

  • 監督:ミケーレ・ソアヴィ
  • 制作:ダリオ・アルジェント、マリオ・チェッキゴリ、ビットリオ・チェッキゴリ
  • 脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ、ミケーレ・ソアビ
  • 音楽:サイモン・ボズウェル、キース・エマーソン、フィリップ・グラス、ゴブリン、ファビオ・ピニャテッリ、マーティン・ゴールドレィ

キャスト

トリビア

  • 「デモンズ」というタイトルが付いてある作品は数多くあるものの、実際には『デモンズ』と『デモンズ2』の2作のみが正式なシリーズであり、その後作られたものはダリオ・アルジェントやミケーレ・ソアビ、もしくは『デモンズ』と『デモンズ2』の監督ランベルト・バーヴァが関わっているというだけで付けられている物がほとんどである(中にはまったく無関係の物もある)。デモンズ3というタイトルはあくまで邦題であり、本作はデモンズの3作目ではない。ただ、本作は元々デモンズの3作目を作る予定であったが様々な事情により断念され、新たに企画され作られた作品なので、まったく関連がないという訳ではない。ちなみに、元のデモンズ3作目は、飛んでいる飛行機の乗客のなかに伝染病が広がっていくというようなストーリー構成だったらしい。
  • 監督がランベルト・バーヴァからミケーレ・ソアヴィになったのは、『デモンズ2』の出来が酷く、それに対しアルジェントが怒りランベルトをクビにしたと言われているが、実際はデモンズ3作目を製作する直前でランベルトがテレビ局と契約し映画を降りたためである。しかしこれがきっかけで二人が仲違いしたのは確かである。
  • カタログなどの紹介文では悪魔崇拝者の村が虐殺された、という趣旨になっているがこれは誤りである。冒頭の虐殺は魔女狩りそのものであり、村人たちは無実と考えるのが妥当である。
  • 司教が責任を果たさず自殺する(自殺はカトリックにおいては罪となる)など、全体として教会批判と取れる内容になっている。