ジャイロコンパスは、高速回転するコマの運動を用いて方位を知る道具である。高速回転するコマの、ジャイロスコープが回転軸の方向を保とうとする性質と、自転する地球の表面において回転軸を水平に保った場合にジャイロ効果のジャイロモーメントにより回転軸が南北を向く作用を利用する。転輪羅針儀(てんりんらしんぎ)とも言う。
なお、航空機の飛行方位計(w:Heading indicator)のように、ジャイロスコープの方向を保つ性質のみを利用し、方位に対して自己修正する性質をもたないものについても、ジャイロコンパスの語が使われることがある。
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