ジェラール・ジュネット

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ジェラール・ジュネット(Gérard Genette、1930年6月7日 - 2018年5月11日[1])は、フランスの文学理論家。

パリ生まれ。1954年に高等師範学校高等教育教授資格を取得して教職に就き、1967年から定年まで社会科学高等研究院に勤めた。文学作品を客体的なテクストとして捉えた上で、言語学記号学修辞学の成果を採り入れながら、テクストの文学性を解明していった。

著書

日本語訳のみ

  • 『物語のディスクール 方法論の試み』花輪光・和泉涼一訳 書肆風の薔薇 叢書記号学的実践 1985
  • 『物語の詩学 続・物語のディスクール』和泉涼一・神郡悦子訳 書肆風の薔薇 叢書記号学的実践 1985
  • 『アルシテクスト序説』和泉涼一訳 書肆風の薔薇 叢書記号学的実践 1986
  • 『フィギュール』全3冊 / 花輪光監訳 書肆風の薔薇 叢書記号学的実践 1987-91
  • 『ミモロジック 言語的模倣論またはクラテュロスのもとへの旅』花輪光監訳 書肆風の薔薇 叢書記号学的実践 1991
  • 『フィギュール』平岡篤頼松崎芳隆未來社 ポイエーシス叢書 1993
  • 『パランプセスト 第二次の文学』和泉涼一訳 水声社 叢書記号学的実践 1995
  • 『スイユ : テクストから書物へ』和泉涼一訳 水声社 叢書記号学的実践 2001
  • 『フィクションとディクション ジャンル・物語論・文体』和泉涼一・尾河直哉訳 叢書記号学的実践 2004
  • 『芸術の作品 1 (内在性と超越性) 』和泉涼一訳. 水声社 2013

出典

外部リンク