シャシダイナモ
シャシダイナモ(英語: Chassis dynamometer)とは、自動車の馬力や燃費を測定する装置の事である[1]。
概要
測定方式には大きく分けて2種類あり、ローラーの上に車のタイヤを載せて運転するシャシダイナモメータ方式[2]、タイヤを外してその横に装置をつけて運転する車軸直結方式がある。
シャシダイナモメータ
シャシダイナモメータは20世紀初頭に誕生して以来[3]、日本では10・15モードやJC08モード、欧州ではNEDC、アメリカ合衆国でのアメリカ合衆国環境保護庁で定められた各種モードは、すべてシャシダイナモを用いて燃費を調べている[4]。
構造としてはフリーローラとダイナモメータに連携させたロードローラが組み合わさる事で、荷重や摩擦係数を変えられ、実際の走行条件に近づけることが出来る[2]。また最近では四輪駆動に対応したシャシダイナモも開発されており、それに伴う基準を作成している[5]。
脚注
- ^ シャシダイ チューイング用語デジタル辞典 株式会社 ディーズ・クラブ
- ^ a b シャーシダイナモメータ WO2014038039 A1
- ^ http://www.horiba.com/uploads/media/R34_06_01.pdf シャシダイナモメータによる車両試験 (PDF)
- ^ カタログ燃費と実燃費の差をなくせ! 欧州が燃費計測の世界標準策定に動く 2012年06月28日 MONOist
- ^ 公益財団法人 日本自動車輸送技術協会 4WDシャシダイナモメータとは(役割と機能)