サルバドール・バカリッセ

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サルバドール・バカリッセ(Salvador Bacarisse, 1898年9月12日 - 1963年8月5日)はスペイン作曲家

マドリード出身。王立マドリード音楽院マヌエル・フェルナンデス・アルベルディピアノを、コンラッド・デル・カンポ作曲を師事。スペイン8人組(保守主義に対抗するためにフランス6人組の精神に基づいて結成された)の中心人物で、1936年までラジオ協会の芸術監督として新しい音楽の普及に尽力した。スペイン内戦後の1939年フランシスコ・フランコの軍事政権を拒否して、フランスに亡命しパリで死去した。

作品には、ピアノ曲、室内楽1958年にフランスラジオ賞を受賞した「ボアブディルの宝石」をはじめとするオペラ、4つのピアノ協奏曲ヴァイオリン協奏曲などがある。今日もっとも有名な作品は、1952年新ロマン主義音楽のスタイルで書かれた「ギター小協奏曲イ短調」である。

文献[編集]

  • Christiane Heine. "Salvador Bacarisse", Grove Music Online grovemusic.com.
  • Enrique Franco. "Salvador Bacarisse", Grove Music Online grovemusic.com.(Opera)