コンレイの石棺

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コンレイの石棺

コンレイの石棺(コンレイのせっかん、英語:Tet el Bad Stone Coffin)は、パラオ遺跡

概要

アルコロン州オレイ集落(旧名:コンレイ)にある遺跡で、当集落の酋長集会場に石棺がぽつんと置かれている[1]パラオ語では「Tet el Bad」という。

全長77(約233センチ)、幅22寸(約66センチ)の長方形の棺で、4箇所に突起物がある屋根型のが付いている。1939年(昭和14年)に土方久功が石棺の調査したところ、中には人骨と思われる骨片が散乱していた。鑑定の結果、この墓の主は一人の老女と見られている。

土方の発掘後、この石棺はコロール南洋庁物産陳列所に運ばれ、陳列されていたが、現在では元の位置に戻されている。

2004年8月26日、この遺跡はユネスコ世界遺産暫定リストに、文化遺産として追加された[1]

脚注

  1. ^ a b Tet el Bad (Stone Coffin) - UNESCO World Heritage Centre

参考文献

関連項目