カトリックたかとり教会
カトリックたかとり教会(カトリックたかとりきょうかい)とは、日本の神戸市長田区にあるカトリック教会。
1927年に聖堂が建てられる。阪神・淡路大震災で聖堂が全焼し、その後にボランティアの拠点となった[1]。震災当時の信者は約650名。
1995年9月17日に、建築家・坂茂の設計による紙管を使用した仮設聖堂が完成した。ペーパードームと呼ばれた仮設聖堂は、新聖堂の建設により2005年に解体され、2006年に台湾の南投県埔里鎮に教会堂として移設された[2][3]。同地は1999年の921大地震で大きな被害を受けた地域である。
2007年から毎年、たかとり教会の聖堂で、カトリック教会と仏教による合同の大震災追悼儀式が行われている。式次第は次の通り。祭壇に「阪神淡路大震災犠牲者各位位牌」と十字架を飾り、地震発生時刻の5時46分に山伏がほら貝をならし、聖書朗読、賛美歌、般若心経を唱え、焼香を行う。[4]
脚注
- ^ 鷹取ボランティア物語神戸新聞
- ^ 「ペーパードームたかとり」が台湾で再生へ!
- ^ 海渡る紙のドーム 台湾被災地に神戸から移設 - 神戸新聞、2006年11月20日]
- ^ 「Ministry」2010年春号 p.94
参考文献
- 季刊「Ministry」2010.vol.5 キリスト新聞社