カトウ・サトリ
カトウ・サトリ(生没年不詳)は、日本の化学者。インスタントコーヒーの発明者とされる。
人物
1899年(文献によっては1881年)、留学先のシカゴで緑茶粉末化の研究中に、コーヒー抽出液を真空乾燥して粉末にすることに成功、1901年にバッファローで行われたパンアメリカン博覧会で「ソリュブル・コーヒー」(可溶性コーヒー)として発表した[1]。
1903年に特許"Coffee Concentrate and Process of Making Same" (No. 735,777)を取得[2][3]。その後、1906年にアメリカ人発明家のジョージ・ワシントンが特許を取得し、商業的に成功を収めた。カトウによる発明の事実に関する一次文献は散逸しており、引用あるいは孫引きと思われる文献においても名前表記が“Satori”(サトリ)、“Satoru”(サトル)、“Sartori”(サルトリ)などと一定しない、謎に包まれた人物である。
脚注
- ^ パンアメリカン博覧会におけるパンフレット(2012年2月24日閲覧)
- ^ August 11, Today in Science History(2012年2月24日閲覧)
- ^ Google Patentに収録された特許公報(2012年2月24日閲覧)
外部リンク
- 日本インスタントコーヒー協会
- madehow.com(英語) Sartori表記の例