カスタマ構内設備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年6月25日 (土) 23:15; 2001:268:c282:b051:8947:7a43:3121:2c (会話) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

カスタマ構内設備(カスタマこうないせつび、Customer-premises equipment, Customer-provided equipment, CPE)とは、加入者の所有する敷地内(構内)にある通信端末などの通信機器や配線を指す。それらは電気通信回線を通して通信業者(キャリア)のネットワークに接続されている。その接続点をデマーク (demarc) と呼ぶ。デマークは建築物に設置され、加入者の設備と通信業者の設備の分岐点となっている。

CPE は、電話機DSLモデムケーブルモデム、ホームルーター、購入したセットトップボックスなど、通信サービスを受けるための機器を一般に指す。他にも構内交換機内線電話などもCPEに含まれる。公衆電話や過電圧保護装置などはCPEには含まれない。

携帯電話事業者は、顧客が(補助金なしで)購入した携帯電話をCPEと呼んでいる場合がある。

また、住宅に接続されたDSLやケーブル線のFQDNには 'cpe' というプレフィックスが付与されることが多い。