オナン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。240f:b4:4bd5:1:c15e:a579:a043:6d8b (会話) による 2022年10月4日 (火) 14:14個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (2400:4052:5183:6700:9904:929A:4412:E83 (会話) による ID:91702698 の版を取り消し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

オナンヘブライ語: אוֹנָן, ラテン文字転写: Onan)は、旧約聖書創世記』の登場人物。聖書によれば、ユダカナンシュア英語版との間に産まれた2番目の息子(創世記38:2-4、歴代誌上2:3)。

概要

オナンの兄エルが神に処刑されたので、父ユダはオナンに兄エルの妻タマル結婚するよう命じた(創世記38:6-8)。しかし、オナンはタマルによってもうける子が、自分の相続人とならないことを知っていたので、性交の際に膣内射精せず、故意に精液を地に漏らした(創世記38:9)。これは神の意に反することであったので、オナンは神により処刑された(創世記38:10、46:12、民数記26:19)。

備考

上述の故事から、オナンはオナニーの語源となっているが、正確にはその行為は、避妊のための膣外射精である。

関連項目