オテル・デ・ミル・コリン
オテル・デ・ミル・コリン(仏語:Hôtel des mille collines)はルワンダの首都、キガリにあるホテル。1994年のルワンダ虐殺の際に、1000人以上の避難民をかくまった場所として有名になった。映画『ホテル・ルワンダ』は当時の支配人であったポール・ルセサバギナの話をもとにしている。ホテルの名前になっている、フランス語のミル・コリン(千の丘)とは、ルワンダの別称である。
歴史
ルワンダ虐殺の当時は、サベナ・ベルギー航空社がホテルを経営していた。ヨーロッパ人支配人は退避しており、副支配人であったルセサバギナが支配人となった。フツ族の民兵に賄賂を使って避難民を虐殺から守り、水や食料を確保する手配を行い、1000人以上の避難民が助けられた。
現在でも四つ星ホテルとして営業している。施設には112の客室、カフェバー、3の会議室、レストラン、プールがある。公式ホームページによれば、2005年9月15日に、サベナ社から、ルワンダのミッコー・ホテルズ・ホールディング(Mikcor Hotels holding)に経営譲渡された。