イジー・マレツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2021年1月16日 (土) 08:48; 2405:6583:d5a0:8f00:a5b1:d92e:c6c9:a3a5 (会話) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
獲得メダル
チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア
男子 ノルディックスキー
オリンピック
1988 カルガリー 70m級個人

イジー・マレツ(Jiři Malec、1962年11月24日 - )は、チェコスロバキアの元スキージャンプ選手で1985年から1990年に国際大会で活躍した。現在では主流になったV字ジャンプのパイオニアの1人でもある。

プロフィール[編集]

1970年頃からジャンプを始め、幼少期からスキーの全部を開いた、後に主流となるV字ジャンプを実践していた。

1987年冬季ユニバーシアード大会(チェコスロバキアストラプスケプレソ)では90m級個人、団体でともに優勝、2冠となった。

彼の最もよく知られた実績は1988年カルガリーオリンピックの70m級個人で銅メダルを獲得したことであるが、このメダルは史上初の「V字ジャンプでの五輪メダル」でもある。

1989年ノルディックスキー世界選手権(フィンランドラハティ)では70m級19位の成績を残した。スキージャンプ・ワールドカップでは3位が最高位で、総合では1988/89シーズンの29位が最高だった。このシーズンに同じくV字ジャンパーのヤン・ボークレブが総合優勝に輝くなど一躍脚光を浴びたため、V字ジャンプのパイオニアの1人としてマレツが語られることは少ない。

1989-1990年のシーズンを最後に現役を引退した。

外部リンク[編集]