アンツ環礁
NASAのアンツ環礁の画像 | |
地理 | |
---|---|
場所 | 太平洋北西部 |
座標 | 北緯6度46分34秒 東経157度57分40秒 / 北緯6.776度 東経157.961度座標: 北緯6度46分34秒 東経157度57分40秒 / 北緯6.776度 東経157.961度 |
諸島 | カロリン諸島 |
行政 | |
州 | ポンペイ州 |
人口統計 | |
人口 | 0 |
アンツ環礁(英語: Ant Atoll)は太平洋北西部、カロリン諸島の環礁。ポンペイの西海岸に位置する小さな環礁で、北北西にはパキン環礁も存在し、これらの島々はセンヤビン諸島を形成している[1]。アント環礁とも。
欧州人で最初の到達者はアルバロ・デ・サアベドラ=イ=セロンであり、彼の死の直前の1529年9月14日にティドレからヌエバ・エスパーニャの航路の途中で到達している[2][3]。その後アルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラの航海中の死の後に船長を引き継いだペドロ・フェルナンデス・デ・キロスが1595年12月23日にSan Jeronimo号で立ち寄っている[4]。
アンツ環礁はダイビングやスノーケリングで観光客に人気であり、ヒメクロアジサシなどの海鳥の生育地となっている。環礁はNanpeiファミリーが所有し常にファミリーのメンバーがポンペイ島を行き来している。島全体がポンペイ州の法律によってサンクチュアリーに指定されているため釣りには許可が必要になる。島に渡る場合は事前に許可が必要で、入島料金をあらかじめ払わなければならない場合がある。2014年になってパシャ島に簡素な宿泊施設とレストハウスとトイレが建てられた。
註
- ^ Bendure, G. & Friary, N. (1988) Micronesia:A travel survival kit. South Yarra, VIC: Lonely Planet
- ^ Brand, Donald D. The Pacific Basin: A History of its Geographical Explorations The American Geographical Society, New York, 1967, p.122
- ^ Sharp, Andrew The discovery of the Pacific Islands, Clarendon Press, Oxford, 1960, p.20,23
- ^ Coello, Francisco "Conflicto hispano-alemán" Boletín de Sociedad Geográfica de Madrid, t.XIX. 2º semestre 1885, Madrid, p.296