Wikipedia:井戸端/subj/科学分野で掲載に値する出典かどうか

科学分野で掲載に値する出典かどうか[編集]

疑似科学で、JapaneseAさんと議論になりました。Japaさん「教授は良く記者はダメ」、私「ガイドライン通りその分野の専門家という点が大事」。意見が硬直しています。

彼らが議論している分野において、修士以上の学位、もしくは実証可能な形で公表された専門知識を有する人によるものを情報源に使ってください。(Wikipedia:信頼できる情報源#偽の権威に注意

関連議論として、Japaさん自らWikipedia‐ノート:信頼できる情報源#偽の権威に注意より一文除去を提案で、出典に求められる学位基準を博士に上げようと提案したが、全面同意は得られなかったように見え、むしろ学位の基準を無くせという2意見が寄せられました。

対立意見の要旨
  • (JapaneseA)(注:修士)「松永和紀氏ですが教授や博士ではありません。氏が所属しているチームが大学の研究室とかであれば、話は違ってきますが、そうでなければ、専門家の意見として扱うのは無理があるでしょう。」関連サイトのフーコム(1)(2)(3)(4)の出典にふさわしくないとして除去され、理由は科学記事に適切でなく、Wikipedia:信頼できる情報源#自己公表された情報源Wikipedia:信頼できる情報源#企業や組織のウェブサイトといったことも挙げられる。フーコムの大賞受賞は関連者による自画自賛。
  • (私)松永和紀は、毎日新聞記者を経てフリー記者で、『メディア・バイアスあやしい健康情報とニセ科学』で科学ジャーナリスト賞の受賞歴があり、内閣府[1][2]厚生労働省[3]環境庁[4]の委員も務め、フーコムは食生活ジャーナリスト大賞受賞。
このような観点でのご意見を求めています
  1. 工学者の石川幹人が、教授という理由で特に健康問題に言及している出典は信頼できる出典となるか。ガイドラインに従って、その分野(特に健康問題)の専門知識があるとは認められないか。
  2. 評定サイトは、同じく信頼できる出典となるか。
  3. 評定サイトを出典とする際、明治大学の名を記事本文に提示する必要があるか。
  4. 松永和紀は、ジャーナリストという理由で出典不適となるか。ガイドラインに従って、公表された経歴が専門知識を有すると保証するか。
  5. フーコムは、科学記事に適切かどうか。ただフーコムは報道事実的な出典に使われたり、(2)は鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療栄養学科教授の長村洋一が執筆者であったり、除去が妥当であったかですね。--49.239.66.73 2018年8月19日 (日) 11:30 (UTC) [返信]
記事の編集に関して意見を求めたい場合は、Wikipedia:コメント依頼#議論活性化のためのコメントといったものがありますので、参考にしてみて下さい。 --2001:240:240B:57FA:F06D:D82D:DDEB:F8DE 2018年8月20日 (月) 00:13 (UTC)[返信]
4記事からのフーコム除去も意見を募っていますのでここにしました。--49.239.67.195 2018年8月23日 (木) 03:33 (UTC)(立案者同一人物)[返信]

コメント (1と2についてコメントします)1について。教授職をもって著作を信頼できる情報源とするのには個人的には違和感を覚えます。明治大学のシラバスによると、「科学リテラシー」の授業は学部1年生向けの教育目的で行われているようです。先生方は授業のために準備はされているとは思いますが、授業内容が担当教員の主要な研究分野とは限らないため、学部教育実績だけでみるのは(それ自体が相応の評価を受けているなら別として)不十分に思います。工学部1年生向けの数学の授業は数学者が担当しているのでしょうか?(私の大学では数学者も工学者も少なからずいますが、工学部1年生向けの数学の授業は工学者が担当しているようです)

石川幹人氏が主著者の論文で、健康問題に関する分野での権威のある学会誌や学術雑誌において、議論対象の健康問題に関するテーマで査読付き論文があるかどうかというのは評価方法として有意義と思います。査読付き論文であれば、その分野による専門家のチェックを通過しているでしょうし、その分野で有意義な研究を行っている人、かつその論文を執筆できるだけの専門知識を有する研究者ということになるようには思います(ただし、数が少なかったり、かなり古かったりする場合は要注意かもしれません)。1をWikipedia:信頼できる情報源と見なせるなら2は問題ないような気はします。ただ、同様の内容がもし査読付き論文や書き下ろし教科書に記載があるならば、二次資料としての役割はそれらに譲った方が良いかと思います。--郊外生活会話2018年8月20日 (月) 01:56 (UTC)[返信]

コメント それぞれコメント。

  1. 大学で講義を担当しているというだけでは専門知識があるのか判断できません。極端な例になってしまいますが、単科大学など扱っている分野の狭い大学では、1年生向けの講義などは専門外の教員が担当しているケースもそれなりにあるでしょう。ただ、「疑似科学」の記事であれば健康分野ではなく疑似科学について専門知識があるかどうかで判断すべきではないでしょうか。疑似科学評定サイトは科研費を獲得しておこなっている研究活動のようですから、専門外の人物とまではいえないでしょう。個人的にはWP:RSよりもWP:POVの問題として扱った方がよいのではないかと思います。疑似科学の他の専門家も同意見なのか、健康分野の専門書などと矛盾はないかなどを調べた方が建設的ではないでしょうか。
  2. 当該サイトの管理者ページには「本サイトに掲載されている情報は研究途上のものであるため、情報の精確性、完全性、最新性等についてサイト管理者は、一切の責任を負いません。」と書かれています。専門家が管理しているサイトですから執筆や議論の参考にするくらいならかまわないでしょうが、記事に使用できるほどの信頼性があるとはみなせないと思います。
  3. 評定サイトは信頼性不足と考えているのであくまで一般論になりますが、本文中に書くかどうかは正直個人の好みによるのではないかと。ただ、判断に迷うなら「明治大学の石川幹人が管理する……」といった形で詳しく書いた方が読者に親切でしょう。私個人としては出典にきちんと大学名や研究所名が併記されていれば気にしませんが。
  4. 「自己公表された情報源」には「著名な職業ジャーナリスト」は例外になるかもしれないと書かれています。松永氏のような経歴で、かつ受賞した著作が記事の主題を扱ったものであるならば例外に該当すると考えてもよいかと思います。ただ、自己公表された情報源は取扱いに注意が必要ですから、「科学ジャーナリストの松永和紀によれば」などと但し書きをしたり、他の情報源を探したりするなどの配慮はした方がよいのではないでしょうか。
  5. 「食生活ジャーナリスト大賞」は2017年に創立されたばかりで信頼性の根拠にするには弱いでしょう。松永氏がフーコムの設立者であることもふまえると、特に松永氏がフーコムで公開している記事は「自己公表された情報源」と同等に扱った方がよいかもしれません。ただ、執筆者が専門家の場合など記事の出典に使用できる場合もあるでしょう。--SilverSpeech会話2018年8月20日 (月) 03:30 (UTC)[返信]
様子見をしようと思いましたが滞ってますので書きます。私はここの立案者です。SilverSpeechさん、疑似科学について理論上の部分は哲学になりますので、石川・松永の二人とも論外になります。石川の理論は別の方々と異なり独自で、専門家でないので、科学哲学の説明に石川の説を混入するとWikipediaの信頼性を低下させる恐れがあります。
そういう理論部分ではなく、健康分野の部分の出典に使っているので、今回のようなことが起こると思います。そこでは健康分野の知識は必要です。
評定サイトも算定基準が画一的でないので、自身が研究者である超能力関係の項については歴史性を高評価したり、マイナスイオンの項では「客観性」のところに他の項目では独立している「再現性」を参入したり結構適当なんですよ。
石川の出している論文量から、第一にコンピュータ・プログラミング、次点で超心理学(超能力)の研究者であると言えるでしょう。専門はそんな感じなんですけど、「進化心理学」なる自身が学位も教授職に就いたこともないと思われる分野の本を出しています。教授だからといって、彼を心理学者とすることは難しいでしょう。
超能力では、スプーン曲げとか、念力とかを真面目に扱っているようで。この方の科学分野での扱いは難しいでしょうというのが感想です。--210.149.250.21 2018年8月25日 (土) 23:06 (UTC)[返信]

コメント 自分自身の質問(Wikipedia:井戸端#「2018年アジア競技大会」出場の日本選手について)に解答が付いているか見に来たところ、ちょっと気になる話題があったのでコメントします。利用者:49.239.66.73さんが示した論点とは少し違う観点からの意見だと思うので、ご参考までに。

私の意見ですが、利用者:49.239.66.73さんにしても利用者:JapaneseAさんにしても「百科事典」をそれだけで完結するものであると考えておられるように思います。確かに、何か知りたいことがあるときに、百科事典だけでかなりの情報を得ることができ、それで十分だと思うことも少なくありません。特に、ウィキペディアなどのオンラインの百科事典の場合、リンクをたどって色々な記事に目を通すことが容易なので、より充実した情報収集を行うことができます。

しかし、このような利用法だけが百科事典の使い方というわけではありません。百科事典の重要な利用法として、知識あるいは情報のポータルつまり入り口として使うという方法があります。最初に百科事典で概略の知識を得てから、書籍などの他の情報源にあたって更に詳しい知識を得るという利用法です。ウィキペディアで出典が求められているのは、単に信頼性の高い記載するということだけではなく、他の情報源への手掛かりを提供するという役割を果たすためでもあると思います。

ネット上のサイトでリンクをクリックしたときに「ここから他のサイトに入ります」というようなメッセージが表示されることがあります。つまり、「ここから先の情報について責任を持ちませんよ」ということです。ウィキペディアに書かれていることの場合、最初から「責任は持ちませんよ」と宣言されています。そして、ウィキペディアから出典を利用して他の情報源にあたったときに、その情報源の信頼性を判断する責任は読者にあるので、出典の信頼性についてあまり細かい議論をしても意味がないと思います。--106.181.205.138 2018年9月1日 (土) 02:23 (UTC)[返信]

情報 執筆者が情報源の信頼性を考えない場合、Wikipedia:信頼できる情報源に違反するため最悪投稿ブロックされます。--202.214.125.21 2018年9月2日 (日) 03:29 (UTC)(立案者同一人物)[返信]