Wikipedia:コメント依頼/Yassie方式もしくは132人目方式の是非について/版の隔離

使ってはいけない版の隔離?[編集]

いくつか記事を見て思ったのですが、132人目方式はどちらかというと過去の履歴よりも過去の記事の版そのものを隔離しているような気がしてきました。現状、Wikipediaでは削除対象ではないけれども、執筆にあたって使ってはいけない版(より正確には「記述」)が存在しています。その例としてはWikipedia:検証可能性に明らかに反するであろう版、Wikipedia:独自の調査に当たる版、正確性に疑問の持たれる版、Wikipedia:著作権侵害かもしれない記事に該当する版などです。 これらの版は削除対象でこそありませんが、これらの版を導入することで記事の正確性が損なわれる、将来削除されるリスクが高まるといった問題点があり、執筆に当たっては軽々しく用いるべきではない版です。 例えば大和煮の事例では、上で挙げられているような著作権の問題ではなく、正確性に疑問の持たれる版に容易にアクセスできないようにすることで、正確性に疑問の持たれる記述が再度流入してこないようにするために132人目方式が用いられているように感じました。つまり存在することが有害な版というのが削除対象でないがために、せめて目の届きにくいところに隠蔽しておこうと132人目方式が利用されているのではないかと思えるのです。(この観点からは将来特定版の隠蔽が実装されれば132人目方式は不要になるわけですが。)

132人目方式によらずとも、例えば要約欄に「独自の調査のため全面改稿」「正確性に問題あるため全面改稿」「転載疑いのため全面改稿」といった警告を併せて書き込むことで、用いるべきでない版を示すという目的は達成できるでしょう。しかし「132人目方式は著作権侵害の疑いを表明するようなもので過去版の執筆者への配慮に欠ける」という観点からは、問題点をズバリと指摘するわけで、むしろより配慮に欠ける手法といえます。新たにこれらの用いるべきでない版を特定版削除対象としたとしても(残しておくことが有害ということで過去に削除されている事例もあるようですが)、削除依頼において同様に版の問題点をズバリと指摘することになるので結局同じように思えます。問題のある版を何らかの方法で隔離する需要は必ず存在する以上、132人目方式を禁止したとしても上に述べたような方法が利用され、問題のある版を投稿した執筆者が叩かれたように感じるのは目に見えているように思えます。「執筆者への配慮」を打ち出して132人目方式を禁止する意味は薄いと思いました。210.250.111.253 2007年1月28日 (日) 12:16 (UTC)[返信]

存在することが有害な版であるのならば削除以来など正当なプロセスを経て削除されるのが筋でしょう。これを個人の主観で議論を経ずに、ほうぼう好き勝手に行われる事が問題だと思います。基本的にコミュニティの議論が介入するのが通常の白紙化や削除であれば、その決定はより重く当該執筆者も納得しやすいと思いますが、132人目方式というのはむしろ自分こそが優良執筆者だと思っている人らによって存在することが有害な版であると独断されこっそり実行されているのですよね?132人目方式がこの議論の延長で仮に認められるのであればそれは「黙認」とかでなくてしっかりその個々の132人目方式の施行者の判断の是非が外部からチェックされるのが当たり前のウィキペディアコミュニティの流儀であって、存在することが有害な版と個人が独断しこっそり執行できてしまいお目こぼしを受けている現状こそが「執筆者への配慮」に欠けていると思います。--218.251.16.97 2007年1月28日 (日) 19:10 (UTC)[返信]

確かに理想的には削除ですね。それには同意します。
132人目方式による処理にしろ、事前の削除依頼による処理にしろ、該当記事の属する分野の執筆者が独自の調査か、正確性に問題があるか、転載の疑いがあるかといったことをチェックすることになるので(132人目方式だと事後チェック、削除依頼だと事前チェックということになりますが)その点はあまり変わらないでしょう。132人目方式でも問題があれば、新しい記事を削除して元の記事を元の位置に復帰させればよいだけですし。
ただ事前の削除依頼には現状ではいくつか問題があります。
まず今のところそのような版を削除するコンセンサスがないということです。Wikipedia:削除の方針では独自の調査はケースEで削除対象に入ってはいますが、基本的には編集対応という扱い、間違いのあるものは削除対象にならないもの扱いです(ただ、参照先のWikipedia:無意味な記述には削除も対応の一つとして挙げられていますが)。転載疑いはオリジナルが特定できない場合、削除対象ではありません(過去には多数転載が確認されたユーザーの投稿記事で転載元が確認できなかったものも削除したことがあるようです。Wikipedia:削除依頼/百楽天氏投稿記事の削除)。そのため削除で対応しようとすると、これらの方針を変える必要がでてきます。
基本的に削除の方針は「過去の版は原則として用いないから問題があっても放置する」という立場で作られているように思えます。しかし実際には過去の版から記述を移入しようとすることがあるために問題を生じる場合があると言えます。編集対応といっても過去の版そのものが訂正されるわけではないですから。
また、これらの方針の改定を行うと現在よりも削除対象が拡大することになるので、それがどのように波及するか予想できないところがあります。
それからA記事の過去の削除されるべき版から別のB記事に記述が複製あるいは移動されている場合、これを削除するとB記事の履歴が欠落することになるため、B記事がたとえ現在は問題のない記述だけであったとしても削除対象になってしまいます。(不正確な記事として削除されたが他の記事に統合がされていたため、削除できなかった例として壺焼き (三重県志摩地方)というのがあるようです。)
ということで、削除で対応するには現状の削除の方針を大きく変える必要が出てくること、さらに方針を変えた後に予期しない問題が起こるかもしれないこと、また履歴継承の点から完全に対処しきれない場合があることを指摘しておきます。219.98.119.97 2007年1月30日 (火) 16:26 (UTC)[返信]