WebSailing

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WebSailingは、WSOFT[1]が開発・配布しているIEコンポーネントを使用したウェブブラウザである、WebSailingシリーズの総称である

2019年7月13日をもってGL系統の開発は終了が宣言され、代わりにNX系統の開発が開始された。

概略[編集]

WebSailing
作者 WSOFT
初版 2018年10月16日 (5年前) (2018-10-16)
最新版
3.0.00(bild516)
プログラミング
言語
C#
使用エンジン Glalos,WSE,IEコンポーネント
対応OS Microsoft Windows
プラットフォーム x86,64
対応言語 日本語
サポート状況 サポート中
ライセンス フリーウェア
公式サイト https://websailing.localinfo.jp
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2018年7月にInfinityというコードネームで初版が開発された。バージョン1.5まではアップデート機能がなく、極端にシンプルなブラウザだったが、2018年11月24日に発表されたバージョン1.5のアップデートで格段に機能が拡充された。

現在のGL系統最新版はバージョン3.0。

歴史[編集]

バージョン1.0[編集]

なんの変哲もないIEコンポーネントブラウザ。平均起動時間はシリーズ最速('19/8/19現在)の1秒06となっている

バージョン1.5[編集]

2018年11月24日、前回のリリースからわずか39日でのリリースとなった。

主に追加された機能は以下の通り。

  • ページ保存機能
  • アップデート機能
  • 「ブラウザで開く」機能

アップデート機能は順風満帆な船出に見えたが、トラブルが連続、このバージョン内で合計6回のバグ修正が行われた。

最終バージョンは2018年12月25日公開の1.5.6である。

のちに復刻盤としてWSOFTストアで公開されることになる。

バージョン2.0[編集]

2019年3月10日、前回のリリースから106日でのリリースとなった。

主に追加された機能は以下の通り。

  • 設定機能
  • WebSailingプロンプト(独自のシェル機能のようなもの)
  • WSDエディター(設定を個別に変更、閲覧する機能)
  • 回復機能

設定機能が追加され、その周りのアップデートが強化された。

バージョン2.1[編集]

2019年3月25日、前回のリリースから15日後、一部の機能をぶのきの強化したバージョン2.1がリリースされた。

主に追加された機能は以下の通り。

  • ナビアイコン機能
  • WebSailingプロンプトの大規模アップデート
  • WebSailingプロンプトにおけるパッケージ管理機能(API)の実装

バージョン3.0[編集]

2019年7月11日、前回のリリースから108日でかつてない規模のアップデートが実施された。

主に追加された機能は以下の通り。

  • お気に入り機能
  • ホームページの変更
  • WSアプリランチャー・ストアの実装
  • アカウント連携機能の追加
  • セキュリティが強化されたWebSailingUpdate
  • WSイメージング環境の実装

このバージョンをもって事実上GL系の開発は終了した

このバージョンへはGL系でWebSailingUpdateを実装するすべてのバージョンのWebSailingでアップデートできる。

機能・特徴[編集]

  • 動作の軽快さ
  • 起動音などのユニークな機能
  • 自動でURLとテキストを分類して検索

脚注[編集]

  1. ^ WebSailing”. WebSailing. 2019年8月19日閲覧。