PENTAX MZ-S

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PENTAX MZ-S
PENTAX MZ-S
メーカー旭光学工業(ペンタックス)
種類35mm銀塩一眼レフカメラ
レンズマウントペンタックスKAF2マウント
(従来のKAF,KA,Kマウントレンズ使用可能)
記録メディア35mmフィルム
シンクロ接点1/180s X-sync
シャッター電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッター速度
範囲
1/6000秒~30秒(±3EV、1/2EVステップ)
露出モードプログラム自動、シャッター優先、絞り優先、マニュアル/B、ストロボ使用時露出モード
計量モードTTL解放6分割測光/中央重点/スポット
焦点領域6点測距(SAFOX VII)
焦点モードAFシングルモード(合焦後レリーズ)
AFサ-ボモード(合焦に関係なくレリーズ)
マニュアルモード(手動で焦点合わせ)
連続撮影約2.5コマ/秒
ファインダーペンタプリズムファインダー、視野率92%、倍率約0.75(50mmF1.4レンズ, ∞, -1m-1)
バッテリーCR2型リチウム電池2本または、単3乾電池4本(バッテリーグリップBG-10使用時)
オプション
バッテリーパック
BG-10 バッテリーグリップ
本体構成・
特別機能
マグネシウム合金ボディ
重量520グラム (18 oz)(ボディのみ)
希望小売価格135,000円(ボディーのみ)
194,000円(レンズキット、smc PENTAX FA 24-90mm F3.5-4.5 AL [IF])
発売2001年5月

PENTAX MZ-S(ペンタックス エムゼットエス)は、旭光学工業(後のペンタックス[1]、現リコーイメージング)が2001年5月に発売したハイアマチュア向け35mm一眼レフカメラ。2006年生産終了。発売当時のMZシリーズの最上位モデルである。

特徴

従来発表されていたMZシリーズとは一線を画するデザインでダイヤル部を撮影者側に30度傾けた特徴的なデザインを有している。

撮影者側へ傾いたダイヤルが特徴

当時他社中級クラスの一眼レフカメラにオプションでデータバックを装備することでフィルムへの撮影データの印字が可能であったが、MZ-Sは標準でパーフォレーション間への印字が可能であった。

またハイパー操作系を採用しており、レンズの絞りリング、電子ダイヤル、Tvオートボタンを操作することでそれぞれの露出モードへの移行が出来るようになっており、グリーンボタン一つでプログラムモードへ復帰することが出来る。

幻の「K-1」

2000年フォトキナに出展されたK-1(MZ-D)は、京セラの「コンタックス N Digital」と同型のフィリップス製600万画素CCDセンサーを搭載[2]し、ペンタックス初のデジタル一眼レフとして市販化を目指して開発されていた。しかし、2001年に市販化すると非常に高価格となり市場性が低いとの理由で2001年10月に開発が凍結された[3][4]。ダイヤル部を撮影者側へ傾けたデザインなどMZ-Sと共通のデザインが採用された。

その後、2015年にデザインや基本設計を新たにしてフルサイズ機の開発発表[5]をし、2016年に「ペンタックス K-1」として発売された。

関連項目

脚注

外部リンク

  • MZ−S リコーイメージングによる公式サイト