OS/390

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Nnh (会話 | 投稿記録) による 2015年4月23日 (木) 13:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連項目)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

OS/390(おーえすさんきゅーまる) は、IBMが製造・販売している汎用コンピュータ(メインフレーム)用のオペレーティングシステムの1つ。

概要

IBMメインフレームコンピュータ System/370 と System/390 用のオペレーティングシステムである。

OS/390 は、1995年後期に、MVSの後継版としてデビューした。MVSではオプションまたは別売であった多数のサブシステムを包含し、相互に検証後にリリースアップされる、新しいパッケージでもある。

OS/390では以下のサブシステムを含んでいる。

  • OS本体およびジョブ管理サブシステム(JES)
  • UNIX環境(UNIX System Services、USS)
  • コミュニケーションサーバ( Communications Server)
コミュニケーションサーバは VTAM を含む。VTAM は、TCP/IP と TIOC をフィーチャーする。それは、SNA (3270)、APPC、High Performance Routing、ATM support、sockets、RPC を提供する。
  • RACF
  • TSO、ISPF、SDSF

2001年12月には後継のz/OSが発表された。z/OSは64ビットプロセッサzSeries(現・System z)対応などが加えられた。

IBMはOS/390のサポートを、2004年後期に終了している。

関連項目