Movable Type

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。LABE (会話 | 投稿記録) による 2021年8月28日 (土) 14:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Atom (ウェブ標準)の改名に対応)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Movable Type
Movable Type 4の記事編集画面
開発元 シックス・アパート
最新版
7.6.0 (r.4706) / 2021年2月24日 (3年前) (2021-02-24)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Linux, Solaris/UnixBSD / macOS / Windows Server
プラットフォーム Perl / PHP
対応言語 英語 / オランダ語 / スペイン語 / ドイツ語 / 日本語 / フランス語
種別 ブログソフトウェア / CMS
ライセンス プロプライエタリ (non-free) / GNU GPL
公式サイト MovableType.jp
テンプレートを表示

Movable Type(ムーバブル・タイプ、MT、エムティー)は、シックス・アパートが開発・提供する、ブログで用いられることの多いコンテンツ管理システム (CMS) 製品である。プラグイン機構により機能を拡張できることが特徴である。

概要

Movable Typeは主にPerlPHPで書かれており、動作に必要なのはPerlのみとなっている[1]。データストアにはリレーショナルデータベースを採用しており、MySQLPostgreSQLSQLiteなどに対応していたのだが、Movable Type 5からはMySQLのみ対応になった。

また、企業向けには別製品としてMovable Type Advancedが存在する。これはMovable Typeを基に、イントラネットでの利用を想定した大量のブログやユーザ、組織や権限などの管理、LDAP対応、Oracle DatabaseMicrosoft SQL Serverといったエンタープライズ向けのデータベース対応などの追加機能を有償で提供するものである。

さらに、2007年12月12日にはライセンスGPLに改変しオープンソース化するMTOS (Movable Type Open Source) プロジェクトが開始された。MTおよびMTOSのソースコードに大きな差異はなく、機能的には全く同じものである。しかし、2013年7月10日にMovable Type 6が発表された時にMovable Type 6以降のMTOSの配布をしないことを発表し、プラグインなどはMIT Licenseに改変した。現時点で提供されているMTOS (Movable Type 5) は同じライセンスで提供される。

これにより、2013年11月13日現在、

  • オープンソース版 Developer向け(Movable Type 5)
  • 開発者ライセンス版 Developer向け(Movable Type 6)
  • 商用ライセンス (Pro) 版 Blogger向け(個人無償)、Business向け(有償、無料トライアル有)
  • クラウド版(有償)
  • Movable Type Advanced(有償)
  • Amazon Web Services

に分かれている。

なお、英語で活字による印刷の仕組みのことをmovable typeと呼ぶ。

主な機能

脚注

  1. ^ #fc0(やまもといずみ、ふじかわまゆこ)著、上ノ郷谷太一 監修 『これからはじめるMovable Typeの本 : Movable Type 4.2対応版』 技術評論社〈自分で選べるパソコン到達点。〉、2009年、ISBN 978-4-7741-3725-4

関連項目

外部リンク