2018年アルジェリア空軍Il-76墜落事故
 1999年に撮影された事故機 | |
| 事故の概要 | |
|---|---|
| 日付 | 2018年4月11日 |
| 現場 |
 アルジェリア ブファリック空港付近 |
| 乗客数 | 247 |
| 乗員数 | 10 |
| 負傷者数 | 0 |
| 死者数 | 257（全員） |
| 生存者数 | 0 |
| 機種 | イリューシン Il-76 |
| 運用者 |
アルジェリア空軍 |
| 機体記号 | 7T-WIV |
| 出発地 |
ブファリック空港 |
| 経由地 |
ベシャール・ウアカダ空港 |
| 目的地 |
ティンドーフ空港 |
2018年アルジェリア空軍Il-76墜落事故は、2018年4月11日にブファリック空港からベシャール・ウアカダ空港を経由してティンドーフ空港へ向かう予定だったアルジェリア空軍のイリューシン Il-76が離陸直後に墜落した事故。乗員乗客257人が全員死亡した。 アルジェリア史上最悪の航空事故であり、アルジェリア航空6289便墜落事故を上回る死者を出した。Il-76で発生した事故としては、2003年のイラン革命防衛隊Il-76MD墜落事故に次いで二番目に死者数が多い事故となった[1] 。
事故の経緯
現地時間8時00分（7時00分 UTC）にブファリック空港を離陸した直後に墜落し爆発炎上した[2]。ブファリック空港からベシャール・ウアカダ空港を経由し、ティンドーフ空港へ向かう予定であった[1][3] 。乗員10人と乗客247人が死亡したと報告された[4][5]。アルジェリア人民軍のメンバーとその家族が乗客として搭乗していた[6]。ポリサリオ戦線のメンバー26人も死亡したと報じられている[7]。
サハラ難民キャンプの30人も事故機に搭乗しており、死亡したと発表された。彼ら医療的な理由や官僚的な理由でアルジェリアを訪れていた。サハラ難民キャンプの人々は無償で軍用機に乗ることができた[3] 。
目撃者は、事故機の翼が墜落前に燃えていたと証言した[8] 。
自治体は、14台の救急車、10台の消防車、130人の救急隊員を派遣した。墜落後に、付近の道路は一時的に閉鎖された[9]。
脚注
- ^ a b “Algeria military plane crash: 257 dead near Algiers” (英語). BBC. (2018年4月11日) 2018年4月11日閲覧。
- ^ Richter, Jan (2018年4月11日). “2018-04-11 IL-78 Algerian Air Force crashed near Blida Airport”. JACDEC. 2018年4月12日閲覧。
- ^ a b “Mueren 257 personas al estrellarse un avión militar en Argelia” [257 people killed when a military plane crashes in Algeria] (Spanish). RTVE. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “Accident description”. Aviation Safety Network. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “Algerian military plane crash death toll rises to 257”. Sky News. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “'Hundreds dead' in Algeria plane crash” (英語). BBC News. (2018年4月11日) 2018年4月11日閲覧。
- ^ “Algeria state TV: 257 killed in Boufarik military plane crash”. Al Jazeera. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “257 people feared dead in Algerian military plane crash”. RTÉ (2018年4月11日). 2018年4月11日閲覧。
- ^ “DIRECT - Plusiers morts dans le crash d'un avion militaire à Blida” [DIRECT - Several dead in the crash of a military aircraft in Blida] (French). Alg24. 2018年4月11日閲覧。