2011年ミャンマー洪水

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2011年ミャンマー洪水は、2011年10月19-20日にかけてミャンマーで発生した洪水

概要[編集]

サイクロン BOB_04の衛星画像(2011年10月19日)

10月19日にインド洋で発生したサイクロンBOB_04)がベンガル湾からミャンマーバングラデシュの国境地域に上陸。中部のマグウェ管区マンダレー管区ザガイン管区において35,000人が被災するなど[1]、大きな被害を出した。パコックでは1,700人が僧院に避難したほか[2]、マグウェ管区のセイピュー地区では25ヶ村で約3,700棟の住宅が水没し、その内およそ1,200棟が流出[2]。ミャンマー政府が確認したもので死者215人、行方不明者を含めると300人に達した[2]。被害額はミャンマーで164万ドル[3](当時の金額で1億2,400万円[4])。

10月27日、日本政府は1,000万円相当の緊急援助物資(浄水器,発電機等)の供与を行うことを決定[5]。28日には国際協力機構による援助物資の引き渡しが行なわれた[6]

出典[編集]

  1. ^ ミャンマーにおける洪水被害で約35,000人が被災 ~ミャンマー洪水緊急募金のお願い~”. ブリッジエアージャパン/AFPBB News (2011年10月27日). 2012年4月10日閲覧。
  2. ^ a b c Burma flooding deaths top 200”. DEMOCRTIC VOICE OF BURMA (2011年10月24日). 2012年4月10日閲覧。
  3. ^ More than 100 dead in Burma floods”. ABC News (2011年10月24日). 2014年7月30日閲覧。
  4. ^ 2011年10月24日のドル円レート・76円を元に算出
  5. ^ ミャンマーにおける洪水被害に対する緊急援助の実施”. 外務省 (2011年10月27日). 2012年4月10日閲覧。
  6. ^ ミャンマー連邦共和国における洪水被害に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-”. 国際協力機構 (2011年11月1日). 2012年4月10日閲覧。