青蘭

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青蘭(せいらん、生没年不詳)とは江戸時代浮世絵師

来歴[編集]

会津の人と伝えられる。青蘭、会陽青蘭と号して寛政末期頃に美人画を残している。「青楼美人六花仙 松葉屋内喜瀬川」という大判の錦絵1点が知られる。この作品は鳥文斎栄之による同じ題の作品を模写したもので、寛政6年(1794年)か寛政7年(1795年)頃のものと見られる。

参考文献[編集]

  • 吉田暎二編『浮世絵大成』第7巻 東方書院、1931年 ※第633図
  • 井上和雄 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年
  • 「細田派版画作品目録」 『浮世絵聚花 フォッグ美術館・ネルソン美術館』 小学館、1980年
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982年 ※121頁