辻兵吉 (3代目)
3代 辻 兵吉（つじ ひょうきち、前名・良之助[1][2][3]、1875年（明治8年）11月12日[4] - 1951年（昭和26年）2月23日[5]）は、日本の実業家、政治家（貴族院議員）[1][6]、秋田県多額納税者[1][2][7]。
人物[編集]
秋田県・辻兵吉の長男[6]。1926年、家督を相続し前名・良之助を改め襲名した[1][2]。豪商であり、銀行会社の重役を兼ねた[1]。
秋田商工会議所会頭[2][8]、秋田市呉服太物商組合長[8]、秋田銀行、秋田貯蓄銀行各頭取[1][2][8]、秋田信託[1]、秋田木材、秋田製板各取締役[2]、北秋木材、山峯製材各監査役[2]などをつとめた。
1932年（昭和7年）貴族院多額納税者議員に互選され、同年9月29日に就任し[9]、研究会に所属して1939年（昭和14年）9月28日まで1期在任した[5]。その他、秋田市会議員、同参事会員も務めた[5]。
貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有した[4]。宗教は浄土真宗[6]。住所は秋田市大町[1]。
家族・親族[編集]
- 辻家
- 父・2代目兵吉（1852年 - 1926年、秋田平民、秋田県多額納税者、秋田銀行頭取、山内三郎兵衛の五男）[3]
- 母・エイ（1857年 - ?）[1]
- 弟・吟次郎[1]（1891年 - ?、秋田県多額納税者、和洋酒並缶詰販売業）
- 弟・陸吉 ( 1898年- ?、妻は第四十八銀行取締役平川孫兵衛二女キヱ)
- 妹
- 妻・マサ（1884年 - 1968年、秋田、鈴木徳五郎の長女）[1]
- 長男・兵太郎[8]（1899年 - 1954年、呉服商、秋田市会議員）
- 二男・勇之助（1901年 - ?）[8]
- 三男・富之助（1903年 - ?）[8]
- 四男・信之助（1910年 - ?）[8]
- 五男・光之助（1920年 - ?）[8]
- 二女・ヨシ（1911年 - ?）[8]
- 三女・キク（1916年 - ?）[8]
- 五女（1926年 - ?）[8]
- 孫[2]
- 親戚
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『人事興信録 第12版 下』ツ29頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『人事興信録 第9版』ツ22-23頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月2日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第5版』つ41頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月2日閲覧。
- ^ a b 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』48頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月1日閲覧。
- ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』210頁。
- ^ a b c 『人事興信録 第13版 下』ツ27頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月1日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』52頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『大衆人事録 第3版』ツ之部17頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年11月4日閲覧。
- ^ 『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、42頁。
参考文献[編集]
- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。
- 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
- 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版 下』人事興信所、1941年。
- 『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。