碓井益雄

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碓井 益雄(うすい ますお、1911年3月26日 - 1997年6月25日[1])は、日本の動物学者

人物・来歴[編集]

朝鮮・京城(現・ソウル特別市)生まれ。東京帝国大学理学部生物学科卒、1952年「有尾両棲類における重複肢に関する研究、特に肢の場の構造との関係について」で東京大学理学博士東京文理科大学教授、東京教育大学理学部教授。1974年定年退官、名誉教授。動物実験発生学専攻[2]

著書[編集]

  • 『おたまじゃくし』 (少年の観察と実験文庫) 織田秀実 絵. 岩崎書店, 1951
  • 『動物の発生』 (図説生物実習体系) 地球出版, 1962
  • 『文化史の中の科学 生命観と宇宙観の歩み』創流社, 1980.11
  • 『動物の左右性をさぐる 生命への模索』蒼樹書房, 1981.4
  • 『文化史の中の科学 生命観と宇宙観の歩み』彩流社, 1981.4
  • 『霊魂の博物誌 原始生命観の体系』河出書房新社, 1982.11
  • 『蛙』 (ものと人間の文化史) 法政大学出版局, 1989.10
  • 『イモリと山椒魚の博物誌 本草学、民俗信仰から発生学まで』工作舎, 1993.2
  • 『子づくりの博物誌 生と性をめぐるイマジネーション』工作舎, 1994.4

共編著[編集]

翻訳[編集]

  • C.H.ウォディントン『生命の本質』白上謙一共訳. 岩波書店, 1964
  • エリザベス・K.クーパー『裏庭の科学』 (少年少女科学読物) 天木茂晴 等画. 学習研究社, 1971
  • C.V.ブルーワー『脳と脊髄 その制御と統合のはたらき』 (新生物学シリーズ) 渋谷達明共訳. 河出書房新社, 1974
  • ポール・R.エーアリック、リチャード・E・スレー、マイケル・J・ホーム著『地球市民のための生物学序説』柳田為正共訳. 啓学出版, 1978-1979

脚注[編集]

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 『子づくりの博物誌』