矢口芳生

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矢口 芳生(やぐち よしお、本名:克也 1952年7月14日 - )は、日本農業経済学者福知山公立大学名誉教授[1]

栃木県河内郡河内町(現宇都宮市)生まれ。1976年東京農工大学農学部卒業。1981年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、「戦後における繭の生産構造分析」で農学博士。1981年国立国会図書館入館、調査員(調査及び立法考査局農林課)。1998年東京農工大学農学部助教授[2]。2004年同共生科学技術研究院教授。2009年国立国会図書館専門調査員[3]。1983年「現代蚕糸業経済論」で日本農業経済学会賞受賞。農政審議会専門委員、農林水産統計観測審議会委員、食料・農業・農村政策審議会臨時委員。

著書[編集]

  • 『現代蚕糸業経済論』農林統計協会 1982
  • 『食糧はいかにして武器となったか 日米相互依存関係と農業摩擦』日本経済評論社 1986
  • 『食料戦略と地球環境』日本経済評論社 1990
  • 『フラワービジネス』農林統計協会 1992
  • 『食料と環境の政策構想』農林統計協会 1995
  • 『カントリービジネス』農林統計協会 1997
  • 『地球は世界を養えるのか 危機の食料連鎖』集英社 1998
  • WTO体制下の日本農業 「環境と貿易」の在り方を探る』日本経済評論社 現代農業の深層を探る 2002
  • 『共生農業システム成立の条件 現代農業経済学の課題』農林統計協会 共生農業システム叢書 2006
  • 矢口芳生著作集』全8巻 農林統計出版 2012-13
    • 第1巻 (戦後蚕糸業経済論) 2012
    • 第2巻 (農業貿易摩擦論) 2012
    • 第3巻 (農政改革論) 2012
    • 第4巻 (現代日本農政論) 2012
    • 第5巻 (農業多様性論) 2013
    • 第6巻 (サービス農業論) 2012
    • 第7巻 (共生農業システム論) 2013
    • 第8巻 (共生社会システム論) 2013
  • 『今なぜ「持続可能な社会」なのか 未来社会への方法と課題』農林統計出版 2013
  • 『農家の将来 TPPと農業・農政の論点』農林統計出版 2013

共編著[編集]

  • 『産業構造調整と地域経済』岩城成幸共編 農林統計協会 1990
  • 『資源管理型農場制農業への挑戦 圃場整備事業と農地保有合理化事業のパッケージング』編著 農林統計協会 1995
  • 『中山間地域振興の在り方を問う』編著 農林統計協会 1999
  • 『農業経済の分析視角を問う』編著 農林統計協会 2002
  • 『農業経営安定の基盤を問う』編著 農林統計協会 2003
  • 『共生社会システム学序説 持続可能な社会へのビジョン』尾関周二共編 青木書店 2007
  • 『日本の食料』全5巻 監修 岩崎書店 2008-09
翻訳
  • EC委員会編『条件不利地域農業をどうする 統合を目前にしたEC』農林統計協会 1991


脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 福知山公立大学 > 学部・学科 > 教員紹介
  2. ^ 『現代日本人名録』2002年
  3. ^ 『矢口芳生著作集』著者紹介

関連項目[編集]

外部リンク[編集]